島村楽器 新宿PePe店 シマブロ

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オリジナルパッチへの道 Ⅵ

ハードウェア・シンセサイザーの逆襲とでも言いましょうか。コルグのKRONOSの発表(5月上旬発売予定)に続き、ドイツ・フランクフルトでMusikmesse 2011 (2011/4/6~9)が開催されローランドでも新製品JUPITER-80の発表がありました。(6月下旬発売予定)

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心踊る商品が続々と発売されます、期待しましょう!!


さて本日は、オシレーターにあるリング・モジュレーター機能を掘り下げていきたいと思います。
アナログシンセは、新たに倍音をつくる事が出来なかった為、倍音を多く含む金属的なサウンドを合成するのが大変難しい作業でした。

しかしながら、リング・モジュレーター機能の登場で、非整数倍音を多く含む新しい倍音を作れるようになり、手軽に鐘のような金属的なサウンドを得られるようになりました。

リング・モジュレーターとは、リング変調(振幅変調)を行う為の機能です。この機能は、2つのオシレーターの周波数を掛け合わせ原音とは異なる周波数(入力した2つの周波数の和と差を出力)を作り出します。具体的に解説するとオシレーター1に300Hzのサイン波、オシレーター2に700Hzのサイン波を用意しリング変調を行います。そうすると、オシレーター1と2の和と差である400Hzと1000Hzが出力されるという訳です。

さらに、オシレーターにサイン波ではなく、矩形波などを使用すれば、波形の持つ倍音同士にも周波数の和と差が出来るため、より複雑なサウンドを合成する事が出来ます。


■リング・モジュレーターを使う。

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音作りのポイントは2つの周波数の比です。

リングモジュレーターに入力する2つの周波数比が簡単な整数比(オクターブ又は完全5度)の時は、きれいな倍音が得られ楽器音として使用する事が出来ます。対し、周波数比を比整数に設定すると、音程間の無いにごったサウンドが得られSE音の作成に適しています。
皆様もリング・モジュレーター機能を駆使し、ぜひアバンギャルドな音、SE音、金属音など作成してみてはいかがでしょうか!!

新宿店今井でした。

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